青森県八戸市

史跡

是川石器時代遺跡

[これかわ せっきじだいいせき]

1957(昭和32)年7月1日 史跡指定

時代区分-前期~晩期
木胎漆器

木胎漆器

八戸市を北流する、新井田川左岸の標高10~44mの台地上に立地する遺跡です。堀田(ほった)遺跡(縄文時代中期)、一王寺(いちおうじ)遺跡(縄文時代前~中期)、中居(なかい)遺跡(縄文時代晩期)の総称で、中でも中居遺跡は亀ヶ岡文化を代表する遺跡の一つです。

集落の規模は、縄文時代中期や後期と比較すると小規模ですが、居住域、墓域、加工場、捨て場、祭祀場など多様な遺構が見つかっています。

中居遺跡の低湿地には沢があり、そこから捨て場が検出されました。捨て場には、トチやクルミといった木の実の殻をはじめ、獣骨や魚骨、貝類など多様な食料残滓(ざんし)が含まれています。特にトチの殻が大量に出土しており、最大80cmの厚さで堆積していました。捨て場からは、通常では腐って残らない、漆器やヤスなど植物質の道具が出土したほか、沢地ではトチのアク抜きをするための水さらし場も見つかっています。

また、花粉・種子・樹木などの分析から、集落やその周辺は、縄文人により有用植物を中心に管理され、人工林から里山を経て狩場である自然林へと繋がるような、同心円状の人為的な生態系を作り出して自然と共生していたと考えられます。

垣ノ島遺跡で登場した縄文の漆工芸技術は、道具を装飾するだけではなく、強化する目的で使われていました。是川石器時代遺跡においても、人工林や里山で、漆液を採取するためにウルシの木の管理を行い、漆液の採取時期を考慮しながら木地となる樹木を伐採・加工するなど、漆製品の高度で計画的な生産活動を読み取ることができます。

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資料集

基本情報

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遺跡所在地

青森県八戸市是川

出土品等展示施設

八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館
住所
〒031-0023
青森県八戸市大字是川字横山1
TEL
0178-38-9511
FAX
0178-96-5392
HP
八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館
開館時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日(第一月曜日、祝日・振替休日の場合は開館)
祝日・振替休日の翌日(土・日曜日、祝日の場合は開館)
年末年始(12/27~1/4)
入館料
観覧料(入館無料)
【一般】大人250円 高校・大学生150円 小・中学生50円
【団体(20名以上)】大人130円 高校・大学生80円 小・中学生30円
※分館(縄文学習館)は無料でご覧いただけます。
※八戸市内の小・中学生は無料となります。八戸市内の65歳以上の方、身体障がい者手帳・戦傷病者手帳・愛護手帳・精神保健福祉手帳をお持ちの方と、同伴者1名は半額となります。
アクセス
■車で
八戸自動車道 八戸IC下車10分
■バスで
JR八戸駅(土・日・祝日)…南部バス(是川縄文館ゆき) » 是川縄文館下車
ラピアバスターミナル・中心街…南部バス(J42,J45,J112) » 是川縄文館下車
中心街バスターミナル3(中央通)バス停…南部バスるるっぷ八戸(左回り) » 是川縄文館下車

お問い合わせ

八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館

住所
〒031-0023 青森県八戸市大字是川字横山1
TEL
0178-38-9511
FAX
0178-96-5392
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八戸市博物館

展示は、”よみがえる歴史・ひらけゆく未来”をメインテーマに、考古・歴史・民俗・無形資料の4つの展示室から構成され、各室ともテーマごとに八戸の歴史を体系的に紹介しています。

〒039-1166 青森県八戸市大字根城字東構35-1
0178-44-8111
0178-24-4557
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