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土器

土器

▲ 土器
/小牧野遺跡(こまきのいせき)

土器は、ねん土で器を形作り、乾燥(かんそう)させて焼き上げたもので、現代のなべや食器の出発点といえる道具です。土器の形は、基本的には深ばち形が多く、時代が新しくなると、浅ばち形、つぼ形、注ぎ口や取っ手がつくものなどが作られました。
土器を使って、食べものの煮炊(にた)きや貯蔵(ちょぞう)ができるようになったことから、その発明は人類の生活の歴史にとって、とても大きな意味をもっています。
また、器として使うにはサイズの小さな「ミニチュア土器」も見つかっています。これは、マツリや儀式(ぎしき)に使われたと考えられています。

土器は世界各地で作られましたが、縄文(じょうもん)土器は世界的にみても古くから作られていました。その技術の高さや、いろいろな文様(もんよう)をつけるなど、芸術性が豊かなところも大きな特色です。そこには、縄文人(じょうもんじん)のものの考え方が表われているといわれています。

土器

▲ 最古の土器
/大平山元遺跡(おおだいやまもといせき)

土器

▲ 縄文(じょうもん)時代中期の円筒(えんとう)土器
/御所野遺跡(ごしょのいせき)