縄文(じょうもん)時代の遺跡(いせき)からは、サケの骨(ほね)や、サケを調理したあとが残る土器、サケをつかまえるための道具などが見つかっています。縄文人(じょうもんじん)は、川にのぼってくるサケやマスをとって食料にしていました。また、食べるだけでなく、サケの皮を使って、くつや服を作っていたとも考えられています。
石にサケの形をきざんだ「サケ石」とよばれるものも見つかっています。これはサケの豊漁を願って作られたと考えられ、サケが縄文人(じょうもんじん)にとって重要だったことが分かります。
▲ 炭化したサケの骨
/長七谷地貝塚(ちょうしちやちかいづか)