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イノシシ

イノシシ

▲ 猪形土製品(いのししがたどせいひん)・重要文化財
/十腰内2遺跡(とこしない2いせき):青森県弘前(ひろさき)市
弘前市立博物館所蔵

縄文人(じょうもんじん)は、狩猟(しゅりょう)によってつかまえたイノシシを、肉は食料に、毛皮はなどに、骨(ほね)や角(つの)はいろいろな道具に利用していました。縄文人(じょうもんじん)にとって、イノシシはとても大切なものだったようで、イノシシの形をした土製品もたくさん見つかっています。また、遺跡(いせき)から見つかったイノシシの手足の骨(ほね)は焼けていることが多く、何かの儀式(ぎしき)をしていたと考えられます。

北海道にはイノシシがいませんでしたが、北海道の縄文遺跡(じょうもんいせき)からも、イノシシの骨(ほね)や牙(きば)が見つかっています。このことから、北海道に住む縄文人(じょうもんじん)は、海をこえて本州にわたり、イノシシを手に入れていたことが分かります。

イノシシ

▲ イノシシの牙(きば)で作ったアクセサリー
/入江・高砂貝塚(いりえ・たかさご かいづか)