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(ろ)

炉<small>(ろ)</small>

▲ 石をならべて作った炉(ろ)
/小牧野遺跡(こまきの いせき)

縄文人がくらしていた竪穴(たてあな)住居には、炉(ろ)が作られていました。炉(ろ)というのは、火を燃やすところです。縄文時代のはじめには、床(ゆか)をほって炉(ろ)を作っていましたが、時代が進むにつれて、石や土器を使った炉(ろ)も作られるようになりました。

縄文人(じょうもんじん)は、炉(ろ)で火を燃やして食事を作り、家の中を明るくし、あたたかくして過ごしていました。現代でいうと、台所にあるコンロと、ストーブ、照明の役目を果たしていたと考えられます。