▲ 木製容器
/岩渡小谷4遺跡(いわたりこたに4いせき):青森県青森市
青森県埋蔵文化財調査センター所蔵
縄文人(じょうもんじん)は、木の特ちょうを分かっていて、その性質を利用していろいろな道具を作っていました。木で作った道具のことを、「木製品」といいます。
木製品には、狩猟(しゅりょう)に使う弓、漁に使うヤス(魚をついてとる道具)、タモわく(魚をすくう道具)、棒(ぼう)とくぼみのある板で火をおこす道具、皿や漆器(しっき)、マツリや儀式(ぎしき)に使う道具などがあります。また、建物の柱にも木を使いました。
木製品は、ふつうの遺跡(いせき)ではくさってしまいますが、いつも水がわいている低湿地遺跡(ていしっちいせき)では、くさらずに出土することがあります。
▲ 舟形(ふながた)木製品
/岩渡小谷4遺跡(いわたりこたに4いせき):青森県青森市
青森県埋蔵文化財調査センター所蔵
▲ 石おのの柄(え)
/岩渡小谷4遺跡(いわたりこたに4いせき):青森県青森市
青森県埋蔵文化財調査センター所蔵