ヒスイは美しい緑色の石で、現在も宝石(ほうせき)として利用されていますが、縄文人(じょうもんじん)もヒスイをアクセサリーなどの材料にしていました。
ヒスイは、ナイフでもキズがつかないほどかたい石ですが、縄文人(じょうもんじん)はヒスイよりもっとかたい石の粉を使い、木や骨(ほね)で作った棒(ぼう)を回転させて穴(あな)をあけ、ヒモを通せる玉にしました。また、ヒスイに穴(あな)をあけて石笛にし、儀式(ぎしき)などに使っていたとも考えられています。
ヒスイの産地は数多くありますが、特に新潟県(にいがたけん)糸魚川(いといがわ)で大きな原石が採取され、日本各地に運ばれました。