遮光器(しゃこうき)とは、北に住むイヌイットという民族が使っていた、雪のまぶしさをさけるためのメガネのことです。縄文時代後期に作られた土偶(どぐう)の目が、この遮光器(しゃこうき)に似ていることから、「遮光器土偶(しゃこうきどぐう)」と名づけられました。目のほかにも、小さな鼻と口、どっしりしたかた、短いうで、くびれたウエストなどが特ちょうで、主に東北地方の縄文(じょうもん)時代晩(ばん)期の遺跡(いせき)から見つかっています。
亀ヶ岡石器時代遺跡(かめがおかせっきじだい いせき)から出土した遮光器土偶(しゃこうきどぐう)は、国の重要文化財に指定されています。ニックネームは「しゃこちゃん」といいます。