貝塚(かいづか)は、貝がらや動物の骨(ほね)など、食料の食べかすをすてた場所で、長い時間をかけて厚く積もったものが発見されています。
貝塚(かいづか)からは、食べかすだけでなく、埋葬(まいそう)された人骨(じんこつ)やイヌの骨(ほね)、こわれた土器や石器、骨角器(こっかくき)など、さまざまなものも出土します。これは、貝塚(かいづか)が「ゴミすて場」ではなく、なくなった人や使い終わった道具などを大切にあの世へ送り、再びこの世に帰ってくることを願う儀式(ぎしき)の場所でもあったことを示しています。