地層(ちそう)は、土やすな、石、火山ばい、生きものの死がいなどが、陸地や海の底などにたまった水平な層(そう)のことです。がけなどの断面で、土がバームクーヘンのようにシマシマもように見えるところが地層(ちそう)です。地層(ちそう)は年代順につみかさなっているので、下の層(そう)へいくほど時代が古くなります。
地層(ちそう)をくわしく調べると、昔はその場所が海だったことや、火山がふん火したことなどが分かり、当時の自然のようすを知ることができます。また、長い時間をかけてできた貝塚(かいづか)や盛土(もりど)は地層(ちそう)になっていることが多く、特に貝塚(かいづか)の地層(ちそう)からは、たくさん含まれる貝がらの炭酸カルシウム成分の働きで、ふつうの遺跡(いせき)では残りにくい骨(ほね)などの遺物(いぶつ)が多く出土します。