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縄文(じょうもん)時代早期

縄文<small>(じょうもん)</small>時代早期

▲ 縄文(じょうもん)がついた、底のとがった赤御堂式(あかみどうしき)土器
/長七谷地貝塚(ちょうしちやちかいづか)

紀元前約9,000〜5,000年までを縄文(じょうもん)時代「早期」といいます。
この時期には、道具を使って土器文様(もんよう)をつけるようになりました。棒(ぼう)に文様(もんよう)をほり、ころがしてつける方法や、がらを押(お)しつけたり、引きずったりしてつける方法、そして縄(なわ)をころがしてつける方法が登場します。
土器の形は、底がとがっているものが多く、地面につきさして使っていたようです。このような土器は、主に北東北から北海道の南部で見つかっています。
土器の文様(もんよう)や形は、地域(ちいき)によって、ちがう特ちょうが見られるようになりました。

縄文<small>(じょうもん)</small>時代早期

▲ 貝がらのふちを押(お)しつけて文様(もんよう)をつけた尖底深鉢(せんていふかばち)形土器
/ 函館(はこだて)市中野A遺跡(なかのえーいせき):北海道函館(はこだて)市
市立函館博物館蔵