何回も行ってみよう

イラスト1回の見学では、見落としていることがあるかもしれません。また、ちがう季節に行くと、新しい発見があるかもしれません。ほかの遺跡(いせき)を見学したあとで、どこが似ているか、どこがちがうか、比べてみるのもおもしろいですね。
たとえば、同じ縄文(じょうもん)土器でも、年代によって厚さや文様(もんよう)が全然ちがいます。土器の表面も、ザラザラしているもの、赤っぽいもの、黒っぽいものなど、いろいろな特ちょうがあります。竪穴(たてあな)建物も、年代や場所によって、大きさ、深さ、柱の数などがちがいます。

大昔の人々が残してくれた遺跡(いせき)には、想像する楽しさ、発見する楽しさがつまっています。それらを見つけに、何回も何回も行ってみてください。そのうち、きっとあなたも遺跡(いせき)見学の達人です。