大平山元遺跡[おおだいやまもと いせき]
土器のかけら
[おおだいやまもと いせき]
縄文(じょうもん)時代は、紀元前13,000年ころに始まったと考えられています。その基準は、土器を作っていたかどうかです。縄文(じょうもん)時代の前の、旧石器時代には、土器はまだ作られていないとされていました。
しかし、この遺跡(いせき)から、今までの考え方を変えてしまうような遺物(いぶつ)が見つかりました。旧石器時代と同じような石器といっしょに、土器のかけらが出土したのです。
土器についていた食べ物などのコゲから、いつ土器が作られたのかを年代測定で調べたところ、今からおよそ16,000年くらい前という結果が出ました。土器がまだ作られていないはずの時代に、土器があった可能性が高まったのです。
このころがちょうど旧石器時代から、縄文(じょうもん)時代へ移り変わるころだったと考えられます。土器がどのように作られ始め、いつ縄文(じょうもん)時代が始まったのか、というなぞが解けるかもしれない、重要な遺跡(いせき)です。
日本最古の土器
見つかった土器のかけらを調べたら、今のところ、日本でいちばん古い時代のものだと分かったんだ。ただ、見つかったかけらの数がとても少なくて復元できないから、どんな形をしていたのかはわからない。でも、縄(なわ)などの文様(もんよう)はついていなかったみたい。「大山ふるさと資料館」の展示(てんじ)室で、実物を見ることができるよ。
旧石器時代の終わりごろの石器
旧石器時代にも使われていた石器も見つかっているよ。石の特ちょうによって、作られる石器の種類もいろいろで、切ったり、けずったり、はぎ取ったりする作業に合わせて使い分けていたんだ。何に使ったのか、見て考えてみてね。
キャラクター「むーもん」
大平山元遺跡(いせき)もりあげ隊のキャラクター、ムササビのむーもんだモン!
無文土器の「むもん」とムササビの「む」から生まれたモン!
もっといっぱい写真を見たい人は、ここを見てね!
もっと遺跡(いせき)のことを知りたくなったら、ここへ行こう!
- 外ヶ浜町大山ふるさと資料館
(青森県東津軽郡外ヶ浜町字蟹田大平沢辺34-3)