大森勝山遺跡[おおもりかつやま いせき]
[おおもりかつやま いせき]
青森県でいちばん高い山・岩木山(いわきさん)のふもとで、地面に石をまるくならべた環状列石(かんじょうれっせき)が見つかりました。お墓や儀式(ぎしき)の場所と考えられていて、「ストーンサークル」ともよばれています。多くの環状列石(かんじょうれっせき)は、約4,000年前に北海道や北東北で作られました。ところが、この遺跡(いせき)の環状列石(かんじょうれっせき)は、約3,000年前という、少し新しい時代に作られたものです。この時代の環状列石(かんじょうれっせき)はほかにあまり例がなく、組石の置き方など、とてもめずらしいものです。石は、遺跡(いせき)の北側を流れる大森川と、南側を流れる大石川から集められました。
近くには、大きな竪穴(たてあな)建物のあとが見つかっていて、美しいもようの土器などが出土しました。芸術的な物をたくさん作っていた、亀ケ岡石器時代遺跡(かめがおかせっきじだい いせき)と、同じころの遺跡(いせき)だったことが分かります。
また、円盤(えんばん)状石製品という、まるくて平らな石が約250個も見つかっているのが特ちょうです。環状列石(かんじょうれっせき)と同じ石で作られていて、儀式(ぎしき)に使ったと考えられています。
岩木山(いわきさん)の見える風景
この遺跡(いせき)は、今は土がかぶせられていて、実際に見ることはできないんだ。土をかぶせることによって、雨や雪から遺跡(いせき)を保護しているんだよ。遺跡(いせき)のある場所には看板(かんばん)が立っていて、どんなふうに石がならんでいたのか、分かるようになっている。晴れた日には、岩木山(いわきさん)も見えて、縄文人(じょうもんじん)がいたころと同じような風景が広がっているよ。
ここから冬至(とうじ)の太陽を見ると、ちょうど岩木山(いわきさん)の山頂(さんちょう)にしずむので、もしかすると、環状列石(かんじょうれっせき)にはカレンダーのような役目があったのかもしれないね。
大型竪穴(たてあな)建物跡(あと)
直径が約13メートルもある、大きな建物のあとが見つかっているよ。今から約3,000年前に作られたもので、広さは教室の2.5個分もあるんだって。集会所として使われていたとも考えられているんだ。たくさんの人がここに集まっていたのかもしれないね。
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