本文まで移動

7 北海道 函館市

大船遺跡 おおふね いせき

史跡指定 2001(平成13)年8月13日
ステージⅡb (2,500BCE~2,000BCE) (史跡年代 3,500BCE~2,000BCE)

 北海道南西部、渡島(おしま)半島東岸の函館市南茅部(みなみかやべ)地区に所在し、大舟川沿岸の標高30~50メートルの海岸段丘上に立地します。水産資源豊富な太平洋に面し、後背地には落葉広葉樹の森が広がっていました。

 集落には100棟を超える竪穴建物跡からなる居住域と大規模な盛土があり、その南西には墓や貯蔵穴を含む100基以上の土坑群が確認されています。
 竪穴建物跡は、床を深く掘り込んだ大型のものが多く、深さ2メートルを超えるものもあります。盛土からは膨大な量の土器や石器、焼土などが出土しており、長期間継続して祭祀・儀礼が行われたと考えられています。

 また、クジラ、オットセイなどの海獣類や、マグロ、サケなどの魚類の骨、カキなどの貝類のほか、クリ、クルミなどの堅果類や、ヤマブドウ、ウルシなども出土しており、漁労とともに森林資源も活発に利用していたことがわかります。

 本資産は、定住発展期後半の祭祀場である大規模な盛土を伴う拠点集落であり、沿岸地域における生業と精神生活の在り方を示す重要な遺跡です。

遺跡 遺跡見学

所在地
北海道函館市大船町
アクセス

函館駅(JR函館本線)から

  • 車で約70分
  • 函館バス「鹿部」「古部」「椴法華」行き「大船遺跡下」下車(約100分)→徒歩で約10分
    ※「古部」「椴法華」行きは、南茅部支所前で要乗換

新函館北斗駅(JR北海道新幹線)から

  • 車で約50分(大沼経由)

函館空港から

  • 車で約50分

大沼公園IC(道央自動車道)から

  • 車で約50分

函館市縄文文化交流センター、垣ノ島遺跡から

  • 車で約10分
遺跡ガイド

管理スタッフが常駐し、4~10月の間、1日2回定時解説実施(無料、日本語)。

  • 団体等の随時解説は事前に要申込(申込先:函館市縄文文化交流センター)
備考
公開時間
4月~10月 9:00~17:00
11月~3月 9:00~16:00
※12月29日~1月3日休場

ガイダンス施設ガイダンス施設

名称
函館市縄文文化交流センター
住所
041-1603 北海道函館市臼尻町551-1
TEL
0138-25-2030
FAX
0138-25-2033
公式HP

函館市縄文文化交流センター

開館時間
4月~10月 9:00~17:00
11月~3月 9:00~16:30
休館日
月曜日(祝・休日の場合は翌日)
毎月最終金曜日
年末年始(12月29日~1月3日)
入館料

個人

  • 大人300円 小・中学生・高校・大学生150円

団体(20名以上)

  • 大人240円 小・中学生・高校・大学生120円
施設ガイド

希望者には解説案内を実施(無料、日本語)
要事前予約(当日の申込は要相談)

施設情報
体験プログラム グッズ販売 WiFi コインロッカー 車椅子貸出 授乳室・おむつ交換台
アクセス

函館駅(JR函館本線)から

  • 車で約60分
  • 函館バス「鹿部」「古部」「椴法華」行き「垣ノ島遺跡下」下車(約90分)→徒歩で約7分
    ※「古部」「椴法華」行きは、南茅部支所前で要乗換

新函館北斗駅(JR北海道新幹線)から

  • 車で約60分(大沼経由)

函館空港から

  • 車で約40分

大沼公園IC(道央自動車道)から

  • 車で約60分

大船遺跡から

  • 車で約10分

どぐう館長

函館市縄文文化交流センターのPRキャラクター「どぐう館長」です。

関連施設関連施設

名称
市立函館博物館
施設紹介

前身は1879(明治12)年に開設された函館仮博物場で、人文系自然史系の貴重な資料を多数収蔵する総合博物館です。特に縄文時代の考古資料には、北海道指定や函館市指定文化財が多くあります。

住所
040-0044 北海道函館市青柳町17番1号
TEL
0138-23-5480
FAX
0138-23-0831
公式HP

市立函館博物館

お問合せ

函館市教育委員会 生涯学習部文化財課

040-8666 北海道函館市東雲町4番13号
TEL: 0138-21-3563  / FAX:0138-27-7217

【世界遺産】縄文文化と「北海道・北東北の縄文遺跡群」(函館市HP)

arrow_upward TOP