2 北海道 函館市
垣ノ島遺跡
史跡指定 2011(平成23)年2月7日
ステージⅠb (5,000BCE) (史跡年代 7,000BCE~1,000BCE)
北海道南西部、渡島(おしま)半島東岸の函館市南茅部(みなみかやべ)地区に所在し、垣の島川沿岸の標高32~50メートルの海岸段丘上に立地します。水産資源豊富な太平洋に面し、後背地には落葉広葉樹の森が広がっていました。
集落内では、竪穴建物による居住域と、土坑墓からなる墓域が分離されており、日常と非日常の空間が区別されていたことを示しています。漁網用の石錘が多く出土しており、漁労が活発に行われていたことがわかります。また、墓には子どもの足を押しつけた足形付土版が副葬されることがあり、この地域特有の精神文化を伝えています。
本資産は、定住開始期後半の集落遺跡であり、沿岸地域における生活や、耐久性があり長期間居住できる竪穴建物の出現、日常(居住域)と非日常(墓域)の空間の区別など、集落の様子や精神文化の変遷を示す重要な遺跡です。
また、紀元前2,000年頃に構築された長さ190メートルに及ぶ「コ」(U)の字形をした大規模な盛土遺構は、国内最大級の規模です。「送り場」など祭祀・儀礼の場と考えられ、当時の社会性や精神性の変遷を示す遺構として、今なお視覚的に確認できる重要な記念物です。
遺跡見学
- 所在地
- 北海道函館市臼尻町
- アクセス
-
函館駅(JR函館本線)から
- 車で約60分
- 函館バス「鹿部」「古部」「椴法華」行き「垣ノ島遺跡下」下車(約90分)→徒歩で約5分
※「古部」「椴法華」行きは、南茅部支所前で要乗換
新函館北斗駅(JR北海道新幹線)から
- 車で約60分(大沼経由)
函館空港から
- 車で約40分
大沼公園IC(道央自動車道)から
- 車で約60分
大船遺跡から
- 車で約10分
- 遺跡ガイド
-
管理スタッフが常駐し、4~10月の間、1日3回定時解説実施(無料、日本語)。
- 団体等の随時解説は事前に要申込(申込先:函館市縄文文化交流センター)
- 備考
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公開時間
4月~10月 9:00~17:00
11月~3月 9:00~16:00
※12月29日~1月3日休場
ガイダンス施設
- 名称
- 函館市縄文文化交流センター
- 住所
-
041-1603 北海道函館市臼尻町551-1
- TEL
- 0138-25-2030
- FAX
- 0138-25-2033
- 公式HP
- 開館時間
-
4月~10月 9:00~17:00
11月~3月 9:00~16:30
- 休館日
-
月曜日(祝・休日の場合は翌日)
毎月最終金曜日
年末年始(12月29日~1月3日)
- 入館料
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個人
- 大人300円 小・中学生・高校・大学生150円
団体(20名以上)
- 大人240円 小・中学生・高校・大学生120円
- 施設ガイド
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希望者には解説案内を実施(無料、日本語)
要事前予約(当日の申込は要相談) - 施設情報
- アクセス
-
函館駅(JR函館本線)から
- 車で約60分
- 函館バス「鹿部」「古部」「椴法華」行き「垣ノ島遺跡下」下車(約90分)→徒歩で約7分
※「古部」「椴法華」行きは、南茅部支所前で要乗換
新函館北斗駅(JR北海道新幹線)から
- 車で約60分(大沼経由)
函館空港から
- 車で約40分
大沼公園IC(道央自動車道)から
- 車で約60分
大船遺跡から
- 車で約10分
どぐう館長
函館市縄文文化交流センターのPRキャラクター「どぐう館長」です。
関連施設
- 名称
- 市立函館博物館
- 施設紹介
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前身は1879(明治12)年に開設された函館仮博物場で、人文系自然史系の貴重な資料を多数収蔵する総合博物館です。特に縄文時代の考古資料には、北海道指定や函館市指定文化財が多くあります。
- 住所
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040-0044 北海道函館市青柳町17番1号
- TEL
- 0138-23-5480
- FAX
- 0138-23-0831
- 公式HP
お問合せ
函館市教育委員会 生涯学習部文化財課
040-8666 北海道函館市東雲町4番13号
TEL: 0138-21-3563 / FAX:0138-27-7217
パンフレット等
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(2005(平成17)年)
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(2011(平成23)年)
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(2021(令和3)年11月)