青森県弘前市

史跡

大森勝山遺跡

[おおもり かつやま いせき]

2012(平成24)年9月19日 史跡指定

時代区分-晩期
環状列石と岩木山

環状列石と岩木山

青森県西部、岩木山北東麓の標高約145mの舌状丘陵上の先端に立地する、縄文時代晩期前半(紀元前1,000年頃)の環状列石を中心とする遺跡です。

日本国内でも数少ない縄文時代晩期の環状列石は、台地上を整地した後、円丘状に盛土し、その縁辺部に77基の組石を配置しており、長径48.5m、短径39.1mのやや楕円形に造られています。組石の配置など、他の環状列石と異なる様相は、縄文時代における大規模記念物の展開と変遷を示す物証として極めて重要です。

遺物は、縄文時代晩期前半の土器や、狩猟・採集用の石器である石鏃(せきぞく)・石匙・擦石・石皿、祭祀用である岩版・石剣などが出土しています。これらの中でも、環状列石及びその周辺から約250点出土した円盤状石製品は、使用方法は明確ではないものの、環状列石と関連する何らかの祭祀用と考えられ、資産を特徴づける遺物の一つとなっています。また、「亀ヶ岡文化」とも称される極めて高度な工芸技術に基づいた土器文化に属する土器も出土しており、安定した定住生活のもとに成熟してきた縄文文化の物質的証拠を内包する貴重な遺跡です。

遺跡は、冬至に太陽が岩木山山頂へと沈む地点に立地しており、また、環状列石から南西約100mに位置する大型竪穴建物跡が、その後方直線上に岩木山を望む地点に構築されているなど、環境への精緻なまなざしに基づく計画的な土地利用形態を示す顕著な見本といえます。

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資料集

基本情報


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遺跡所在地

青森県弘前市大森勝山

アクセス
■バス利用
弘前バスターミナルより「鰺ヶ沢・天長園」行き~「赤倉神社登山口」下車(50分)、徒歩50分
■車利用
青森駅から約90分、弘前駅から約40分
案内標識から1kmの農道を進むと、駐車場と説明板があり、説明板右手の林を進むと遺跡があります
アクセスマップ(PDF:660KB)

お問い合わせ

弘前市教育委員会 文化財課

住所
〒036-1393
青森県弘前市賀田1-1-1
TEL
0172-82-1642
FAX
0172-82-2313
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