17 青森県 八戸市
是川石器時代遺跡
史跡指定 1957(昭和32)年7月1日
ステージⅢb (1,000BCE~400BCE) (史跡年代 4,000BCE~400BCE)
青森県東部の八戸市に所在し、新井田川沿岸の南北の沢に挟まれた標高10~15メートルの段丘上に立地します。サケ・マスが遡上する河川近くで、後背地には落葉広葉樹の森が広がっていました。
遺跡は一王寺(いちおうじ)遺跡、堀田(ほった)遺跡、中居(なかい)遺跡の3つからなります。縄文時代晩期の中居遺跡では、集落は小規模ですが、居住域、墓域、捨て場、配石や盛土など多様な遺構が見つかっています。
低湿地の捨て場からは、精巧な土器や土偶をはじめ、弓やヤスなどの木製品や、漆が塗られた弓や櫛、腕輪、容器などの漆製品が多数発見されました。祭祀・儀礼が活発に行われたものと考えられます。
また、沢地ではトチのアク抜きをするための水さらし場も見つかっています。クリ、クルミ、トチなどの木の実の殻をはじめ、シカやイノシシの獣骨、スズキやマグロなどの魚骨も出土し、当時の環境とともに、狩猟・漁労・採集による生業の様子がわかります。
本資産は、定住成熟期後半の多様な施設を伴う集落であり、河川流域における生業や高い精神性による祭祀・儀礼の在り方を示す重要な遺跡です。
遺跡見学
- 所在地
- 青森県八戸市是川
- アクセス
-
八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館から
- 徒歩で約5分
- 備考
- 現在整備のため閉鎖中
ガイダンス施設
- 名称
- 八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館
- 住所
- 031-0023 青森県八戸市是川字横山1
- TEL
- 0178-38-9511
- FAX
- 0178-96-5392
- 公式HP
- 開館時間
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日
-
月曜日(祝・振替休日の場合は翌日)
祝・振替休日の翌日(土・日曜日、祝日の場合は開館)
年末年始(12月27日~1月4日) - 入館料
-
※観覧料(入館無料)
個人
- 大人250円 高校・大学生150円 中学生以下無料
団体(20名以上)
- 大人130円 高校・大学生80円 中学生以下無料
※八戸市内の65歳以上の方は半額となります。
※身体障がい者手帳・戦傷病者手帳・愛護手帳(療育手帳)・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と、同伴者1名は半額となります。 - 施設ガイド
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ボランティアガイド(無料、日本語・英語)
- 常設展示解説…所要時間最大60分、1週間前までに要予約
音声解説アプリ「ポケット学芸員」(※スマートフォン等(iOS/AndroidOS)に対応)
- 常設展示解説を収録(日本語・英語)
- 専用端末とヘッドフォンの無料貸出有(事前予約不可)
- 施設情報
- アクセス
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八戸駅(JR東北新幹線)から
- 車で約15分
- 東口4番南部バス「是川縄文館」行きで約20分(土曜、日曜、祝日運行)
ラピアバスターミナル、中心街ターミナル3番(本八戸駅から徒歩約15分)から
- 南部バス(J42、J43)「是川縄文館」下車(約30分)
八戸IC(八戸自動車道)から
- 車で約10分
いのるん
八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館の公式マスコットキャラクター。国宝合掌土偶(風張1遺跡出土)がもとになっています。
関連施設
- 名称
- 八戸市博物館
- 施設紹介
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展示は、”よみがえる歴史・ひらけゆく未来”をメインテーマに、考古・歴史・民俗・無形資料の4つの展示室から構成され、各室ともテーマごとに八戸の歴史を体系的に紹介しています。
- 住所
- 039-1166 青森県八戸市大字根城字東構35-1
- TEL
- 0178-44-8111
- FAX
- 0178-24-4557
- 公式HP
お問合せ
八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館
031-0023 青森県八戸市是川字横山1
TEL: 0178-38-9511 / FAX:0178-96-5392
パンフレット等
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(2021(令和3)年11月)