1月12日(日)~17(金) インド太平洋先史学協会(IPPA)大会出席(海外専門家会合派遣事業実施報告)
平成26年1月12日(日)から1月17日(金)に渡って、「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の国際的合意形成促進事業の一環として、海外専門家会合派遣事業を実施しました。本事業は、世界遺産を目指す縄文遺跡群の価値を海外にアピールすることを目的に昨年度から行っているもので、今年度はカンボジアで行われたインド太平洋先史学協会(IPPA)の大会に、4道県から職員2名を派遣しました。
この国際会議は、アジア太平洋地域の考古学や文化遺産を研究する海外の専門家が集まる会議で、1,000名を超える参加者がありました。会議では、縄文遺跡群の概要と価値についてプレゼンテーションを行ったほか、どのような経緯で縄文時代の遺跡が発見され、どのような方法で国指定史跡として保存されたのかについて、ポスター発表を行ってアピールしました。また、共通リーフレットを使ってのPRもおこない、のべ500名以上の専門家に我々の取り組みを知っていただきました。
今回の事業を行ってみて、「JOMON」という単語を聞いたことがある人が多かった反面、具体的にどのような遺跡があるのか、どんな特徴があるのかは知られていないこと、そして詳しく知りたいと思う人も多いことが分かりました。また、発掘調査が広い範囲で綿密に行われていることに驚き、発掘現場を見に行きたいという方が何人もいらっしゃったのが印象的でした。実際に遺跡に来ていただき、経験していただくことが何よりのPRになります。今後もこのような取り組みを続け、縄文遺跡群の普遍的価値を世界の人々に知ってほしいと思います。
ポスター発表(ポスター)
Coexistence with Depelopment_POSTER presented at IPPA Conference 2014
(PDF:1.42MB)
ポスター発表(日本語訳)
(PDF:129KB)